タグ:暗黒面に堕ちた男 ( 9 ) タグの人気記事

Dark side

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(独白)

思いなど無く
想う必要も無く

鋼の路は
累々と

戻れぬ歪みに
痙攣する自我

掻き消される
自分の証

K626


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by 108_lapis | 2016-05-18 21:02 | 漆黒から創る世界 | Comments(4)

Dark side

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[ Leica M8 + summaron 35/F3.5 ]

上司に目をかけられているヤツ
羨ましいねぇ

いつも友達に囲まれているヤツ
羨ましいねぇ

何をやっても上手くやるヤツ
羨ましいねぇ

皆が諦めるような状況に挑戦してまとめてしまうヤツ
羨ましいねぇ

人に嫌われないヤツ
羨ましいねぇ

失敗しても下を向かないヤツ
羨ましいねぇ


ほうら
また嘘をついたね

壊してやりたいのだろう?

何もかもを失ってしまえばイイ

翼を失い、地に堕ちる様を目の当たりにできれば
さぞや気分爽快だ

そう思っている君が見えるよ
何故なら、それが本当の君だからね

さぁ、
その偽りの扉を開ける時だ
「慟哭」が、向こうで君を待っている

君の切望した「自分への期待」は
扉の向こう側 すぐ先にある


ようこそ
こちらの世界へ

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by 108_lapis | 2015-12-10 22:21 | 漆黒から創る世界 | Comments(0)

Dark side

堕ちた時
世界は一変する

でも、ほとんどの人は
それに気が付きすらしない

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自分は
その者より上位の存在だ

その者より価値のある存在に違いない


そして、そこから生まれるのは
欺瞞に満ちた優しさと皮膚の動き

そう
君が良くやる その笑顔だよ

ほら、
動物たちが警戒して眼を細めているよ
美味そうなエサで取り繕わないとね

ほら、
子供たちが寄ってすらこないよ
物や金を使って「良い人」でいないとね


でも それでイイのさ

だって君は、
もうこっち側にいるんだから


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by 108_lapis | 2015-08-16 14:50 | 漆黒から創る世界

Dark side

その指先には
もはや「弱々しさ」しか感じない

足元が揺れる度に
僅かな均衡は揺らめいている

やっと立っている如き
その弱き者の目前で

容易に
そして何度も

「死」という語が用いられている


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まるで
地を這う小虫を踏み潰すが如く

笑顔の内に
「死」が使われている


流れる夕景

沁みるように汗ばみ
ぼんやりと足元に目を落とす男

手の中にある電子世界に没頭する面々

怒れる先も見えず
哀しさの体現も叶わず

ただ微睡むのみ

ようこそ
こちらの世界へ

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by 108_lapis | 2015-07-27 22:43 | 漆黒から創る世界 | Comments(0)

Dark side

正しきものが
常に光明の下にあるとは限らない

闇にあるものは
漆黒の中にしかいないはずだと
思ってはいけない

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その扉の入り口は
きっと見えないだろう

その扉の冷たさを
きっと感じはしないだろう

でも、
必ず「そこ」にある

ある日 そして不意に
全ての者は、扉の内に入り
何ひとつ見えない瞬間を体験する

己の肉を刻み
迸る血を浴び
悲鳴をあげ、嗚咽しながらでも
選択を迫られる時

その中で、
目前に用意されたのは
降りるだけの路

弱き者たちは、
雪崩のようにその路を選び
自己を持たない大衆は安堵して追従する

渦に呑まれる者となるか
抗(あらが)う者となるか


扉の主は、鍵を握りながら
微笑を浮かべて観ている


ようこそ
こちらの世界へ


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by 108_lapis | 2015-06-28 19:33 | 漆黒から創る世界 | Comments(0)

Dark side

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[ Fujifilm X100T ]

全ての者に陽は差す

しかし、
それは平等な明るさではない

嫉妬し、夢想し、逃避し、
自分の背に、拭えない世界を持った者は

幻(まぼろし)や偽(いつわり)に
己の花を向けてしまう。

身を投じるのは容易だ
慟哭の先には「甘美」さえ見えるのだから


ようこそ
こちらの世界へ


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by 108_lapis | 2015-05-31 18:10 | 漆黒から創る世界 | Comments(0)

Dark side

現実から隔絶した時間

笑い、泣き、大声をあげ、時に諍い

喧騒(けんそう)に身を投じ
心を逃避させる

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[ Fujifilm X100T ]

その間近では
小さな張り紙に記された謝意

風雨に晒され
手書きの文字は滲み、剥がれかけている

主(あるじ)の手によって
上がることは無いであろう鉄の扉

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すえた臭気の漂う路地

チラチラとする灯(ともしび)の
僅かな光源に集まる夜蟲たち

その建物の肌から
滲み出る骨の腐る色

変わることは叶わず
還る訳にもいかず

そこにあり続ける運命

臨界


ようこそ
こちらの世界へ


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by 108_lapis | 2015-05-24 12:39 | 漆黒から創る世界 | Comments(4)

Dark side ~ 2015/05/17

他人に対する"期待"は
常に存在し、

しかも、
あらゆる面において
瞬時に生じる。

あいつさえ いなければ
あの人が 失敗したら

その意志は、
自分の「闇」が囁(ささや)く声


誰も気付かぬ
自分自身の裏側

そしてある日
己への期待を、自らが裏切る時

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人は、
邪悪との契約を迫られる。


開けるのか、
忍(しのぶ)のか

僅かに漂い漏れる甘美な香り


ようこそ
こちらの世界へ


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by 108_lapis | 2015-05-17 16:58 | 漆黒から創る世界 | Comments(0)

Dark side ~ 2015/05/09

「光(ひかり)を見るか、陰(かげ)を感じるか」
ずっと思案を続けていたものの、
その答えを見出す路程すら感じられず。

ついては、
漆黒(陰)から物を視てみることとした。

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[ Fujifilm X100T ]

昇るしか許されない。
光(ひかり)は壁の向こうであり、
彼の地への扉など無い。


立ち止まれば、永遠の休息となろう。
立ち戻れば、僅かに温もる光すら失う。

挫折した者の骨を踏み砕き、
己の肉を裂いても、昇るしかないのだ。


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by 108_lapis | 2015-05-09 21:07 | 漆黒から創る世界 | Comments(4)